■ 深戸の桜並木:美並町
長良川や国道156号線、長良川鉄道などと約500メートルほど平行して200本程のソメイヨシノが堤防沿いに並んでいます。この郡上市美並町の深戸堤防の桜並木は名古屋と金沢を結ぶ「桜街道」の一つでもあり「飛騨・美濃さくら三十三選」にも選定されています。
■ 大谷の善兵衛桜:明宝
明宝大谷にある「善兵衛桜」は樹齢300年のエドヒガン桜です、もともとは墓標として植えられた桜で郡上市の天然記念物にもなっています。支柱無の桜で幹は 3m、高さ18m、枝の広がりは24mあります。この土地の所有者が代々「善兵衛」という名だったので名づけられました。
■ 八幡小学校の桜:郡上八幡
八幡小学校のシダレザクラは郡上市の天然記念物にも指定されています、明治33(1900)年の皇太子殿下ご成婚奉賀式に記念として植樹されたといわれ幹周りは3.5m、樹高12mある。一時は根の痛みがひどく弱っていましたが、樹木医の治療によって現在は立派な花を咲かせます。
■ 春日神明神社彼岸ザクラ:八幡町
八幡町吉野名津佐にある岐阜県の天然記念物にも指定されているエドヒガンザクラです、樹齢700年といわれており八幡町周辺で一番早く花が開花します。岐阜県内の桜で幹周の大きさを比較すると淡墨桜(本巣市)が920cm、臥龍桜(高山市)が720cm、春日神明神社彼岸ザクラ(郡上市)が615cmとなり県内で第三位の桜となります。
■ 善勝寺の桜:白鳥町
郡上市白鳥町六ノ里にある「善勝寺の桜」は、安土桃山時代に郡上藩主が各寺院に植えた桜といわれ樹齢は約400年のエドヒガンザクラです、善勝寺の境内にあるこの桜は幹周4.3m、高さ19mで岐阜県の天然記念物にも指定されています。周囲には水の流れる石組みがあり遊歩道も整備されていて、春になると桜はもちろんですが石組みに植えられた桃や芝桜などの花も見事です。
■ 方須の桜並木:和良町
郡上市和良町方須にある「方須の桜並木」は和良川に沿って800mほどソメイヨシノが立ち並んでいます、同時に桜の開花時期にあわせて対岸にある梨の木公園と方須の桜並木の間に鯉のぼりが渡されます。藤棚の休憩場も設置されている梨の木公園から眺めれば、和良川の風にのって優雅に泳ぐ鯉のぼりと桜並木が同時に楽しめます。
■ 念興寺の桜:和良町
郡上市和良町沢にある「念興寺」に咲いている桜は京都円山公園から移植し樹齢は100年を超えていますです。この「念興寺」は藤原高光が退治したという鬼の首(頭蓋骨)が安置供養されているお寺としても有名です。また、桜のすぐ下には「八幡街道」という古道が通っていますが、現在ではこの念興寺前の一角にわずかしか残っていない古道なので非常に貴重な場所にもなっています。
■ 島谷用水の桜:郡上八幡
島谷用水は吉田川から取水された水が流れています、この動画は上流部にある最初の洗い場で、この用水は「いがわこみち」へと続きやがて吉田川へと戻っていきます。春には小ぶりで名もないしだれ桜が洗い場に春の訪れを告げてくれます。
愛宕公園の桜:郡上八幡
郡上市役所のすぐ隣りにある愛宕公園には約80本のソメイヨシノやエドヒガンザクラが植えられ「岐阜県の桜名所33選」にも選ばれています。また愛宕公園内には数多くの記念碑や石仏、歌碑があります。
■ 墨染めの桜:郡上八幡
郡上八幡の愛宕公園内にある樹齢400年のエドヒガンザクラで1600年(慶長5年)に八幡城を築いた城主遠藤家の二代目遠藤慶隆がお手植えになったといわれている古木です。花弁を遠くから眺めると墨を刷いたように黒く見えるまで墨染めの桜と呼ばれています。現在は根の保護のために見ることができない鏡岩のアップも映像の中にはいっています。
■ 蓮心寺の桜:八幡町
500年以上の歴史を持つ「蓮心寺」の境内にある樹齢450年の桜です、夜にはライトアップもされています。
■ 明建神社 桜並木:大和町
江戸時代より桜の名所として親しまれている明建神社の桜並木は約200メートルの参道に桜のトンネルのように120本の山桜が咲いています、この桜並木は「ぎふ・水と緑環境百選」「飛騨・美濃さくら33選」に選定されています。
■ 藤路の桜:白鳥町
樹齢推定400年のエドヒガンザクラで昭和42年に岐阜県天然記念物に指定されました、伝承によると宮本武蔵が白山権現の参拝途中で自分の足跡を残すため植樹したのがこの桜で別名「武蔵桜」とも言われています。またこの桜を眺めるように”太平洋と日本海を桜でつなごう”で有名な故佐藤良二さんの碑があります。
■ 郡上の自然:桜
ソメイヨシノ・エドヒガン桜
現在多く見られるソメイヨシノ(染井吉野)は江戸時代に開発され明治以降に全国に植えられました、寿命はそれほど長くなく剪定した時に切り口から雑菌が入る事があるので注意が必要です。
エドヒガン桜は長寿で国の天然記念物に指定されている桜も多くあります、あまり知られていませんが、郡上市には幹周の大きさで岐阜県内で第三位の「春日神明神社彼岸ザクラ」もあります。お花見シーズンになると根元でお弁当を広げている光景を目にしますが、桜にとっては弱い部分なので注意が必要です。
愛宕公園の鏡石
八幡町の愛宕公園内には遠藤慶隆が慶長五年(1600)年に植えたとされる「墨染めの桜」と呼ばれる桜があり、その桜の根元に置かれているのがこの鏡石(句碑)です。
現在は根の保護の為に柵があり近くで見る事は出来ませんが、立てて置いてあるのではなく上向きに置いてあり「隅染(すみぞめ)乃色香り移して鏡石(かがみいし)」と句が刻まれています、丸い鏡になぞらえて桜の花びらも香りも写し取るという心が込められています。
